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「プロになるためのSpring入門」読んだ。めちゃよかった。

「プロになるためのSpring入門」読んだ。めちゃよかった。

Springのお作法を覚えた後に読むととても良い

自分は現在SpringBootを使った業務に携わっている。
Javaと共に関わり始めて1年と8ヶ月ほど。

当時のSpringBoot関連で思っていた事は以下のような事だった。

  • なんでアノテーションを書いただけで機能が使えるのかよくわからん
  • 自分が悩んでいる部分がSpringBootの機能なのか、Javaの機能なのか?
  • JavaEEってなんなのか?
  • サーブレットってなんなのか?
  • SpringFrameworkってのもあるらしく、、SpringBootとの関係は?

SpringBootの書き方はなんとなくわかるけど、それ以外がわからん。なんで動くのかわからん。という状態だった。
でもこういった疑問に適した情報は少ない気がした(調べるために必要な知識量に達していない状態だったのかも)。

自分は裏側の仕組みが知りたくて、公式ドキュメントを頭から呼んだり、SpringFrameworkのコードを追ったり、JavaEEについて調べたりをしばらくやって苦しんでいたが、この本があればもう少しスムーズに理解できた気もする。

機能と構造をセットで説明してくれているので裏側がイメージできるようになる

Springではアノテーションを書くだけで機能が追加される。
そんな感じで使うだけなら簡単だけど、個人的には気持ち悪かった。どうやってそれが実現されているかイメージできないと使いこなせない。
この本ではProxyについて説明されていて、このイメージが出来ていないと、例えば自分でnewしたオブジェクトでアノテーションが効かないのを認識できないか、できてもなぜ効かないのか理解できないと思う。

この書籍は機能とそれを実現する構造とをセットで説明してくれている。
公式ドキュメントを読めば全て書いてあるのかもしれないが、公式ドキュメントは文章量もすごいし、とっつきやすいとは言えないと思うのでまずこの書籍を読んでから挑むと良いように思った。

Springに関する書籍はいくつか読んだが、どれも初めてSpringを使う+αくらいの人を対象としているイメージで、サンプルアプリケーションを対象に機能説明が主な感じだった気がする。(このアノテーションをつけるとこれが実現できますよ、みたいな。). これはこれで最初のステップにはすごくわかりやすいと思うのだが、それ以降のステップの書籍が今まで無かったのではないかなーと思った。